いよいよ始まりましたロシアワールドカップ。
私も面白そうな試合はライブで見るようにしていますが、見ていない試合も見応えがある試合だったと話題があがるなど、ますます全試合見たくなる日々です。
2018年ワールドカップで特筆すべき出来事の一つとして、試合がパソコンやスマートフォン(iPhone・android端末)でインターネットでしかも無料で公認で視聴することができるのです。
どうすればネットで見れるの?
今回日本の放映権はNHKと民放の連合で獲得しているため、全64試合のうち半分の32試合をNHKが中継し、残りの32試合を民放連合(日本テレビ系列、テレビ朝日系列、TBSテレビ系列、フジテレビ系列)が地上波放送を担当しています。
そのため、インターネットでの配信も
NHKは専用ページ(アプリ)
民放連合はTVer(ティーバー)
で行っています。
放送スケジュールは?
上記のように放送する団体が大まかに2つに分かれている都合もあり、どの試合がどっちで配信されているのか事前に調べておかないと、キックオフから見れない・・・って状態に陥ってしまうので、先にチェックしておきましょう。
注目カードだけ抜粋してお伝えすると下記のようなスケジュールになっています。
<グループリーグ>
6月19日(火)19:00 日本vsコロンビア NHK
6月24日(日)22:00 日本vsセネガル TVer
6月28日(木)21:00 日本vsポーランド TVer
<決勝トーナメント/グループリーグ1位通過の場合>
1回戦 7月4日(水)2:45(7/3 26:45) NHK
準々決勝 7月7日(土)22時53分
準決勝 未定
決勝戦 7月15日(日) 22:45 NHK
<決勝トーナメント/グループリーグ2位通過の場合>
1回戦 7月3日(火)2:45(7/2 26:45) NHK
準々決勝 未定
準決勝 7月11日(水)2:45(7/10 26:45) NHK
決勝戦 7月15日(日)22:45 NHK
上記以外の配信スケジュールは下記をご確認ください。
TVer 2018 FIFA ワールドカップ インターネット配信スケジュール
なぜ、インターネットで放送しているの?
利用者の立場で言えば、合法的にインターネットでワールドカップを視聴できるのは大変喜ばしいことなのですが、スポーツビジネスの観点で放映権というのはかなり大事なキーワードです。
NHKの公式サイトの記載を引用すると、
NHKでは2018 FIFA ワールドカップを対象に、総合テレビで放送される中継番組の中から、日本代表の初戦や決勝戦など、注目の試合を中心に、試験的にインターネットでも同時に配信を行います。(試験的提供A)
※これは、総務大臣に認可を受けた「放送法第20条第2項第2号および第3号の業務の実施基準(インターネット実施基準)」に基づき、NHKのインターネットサービスの改善・向上に役立てるため、実施するものです。
※インターネット接続の環境があれば、どなたでも視聴できます。事前の登録などは必要ありません。
※通信量の目安は、最大で1時間視聴時に700MBです。動画視聴の際の通信料は、ご自身の負担となります。
という内容が書かれています。
昨今のテレビ離れが押し進む中で、ワールドカップの放映権料は値上がりの一方。
そういった中でインターネットで配信することでどれほどの視聴者数がいるのか把握したいという側面があるだと思われます。(どのような環境でいつから視聴を開始して、どのタイミングで視聴を止めるかなどテレビと比較して様々なデータを取得できます)
表立ってインターネットで配信していることをアピールしていませんので、今回の視聴状況を踏まえて、次の世界的なスポーツイベント(東京オリンピックや次回ワールドカップ、ラグビーワールドカップなど)でのインターネット中継の公式化を見据えているのではないかと思います。
テレビを持っていない方も、今回のサービスの恩恵を受けてロシアワールドカップを楽しみましょう。